先月の末にタブレットを買ってからというもの、いかにして自宅のメインPCとの情報をやりとりをしようかと思案中でしたが、やはり「クラウド型」の「ネットストレージ」という方向に考えがまとまってきていました。

そこで、何日か前から検討および実際に検証したものを含めて、「クラウド型」の「ネットストレージ」の導入レポートをしていきたいと思います。


私は、通常のバックアップ用のネットストレージには、有名どころの「DropBox」を有料で使っていますので、バックアップはそちらにお任せするとして、単純に外出時にタブレットへ「常に(または、その時に最も)使っているPCのデーター交換用に使うだけ」ということを重点に置きました。


2台のタブレットともに、Cireixという高級機ではなく、eMMCが64GBのAtomモデルなので、microSDで64GBや32GBのストレージ空間を用意したとしても、それほど大きなデーターの受け渡しが可能な訳ではありませんので、クラウドはせいぜい10~20GiB、余裕をみても50GiBもあれば良いだろうという前提です。
(結論としは、今はもう50GiBは無料プランにはありませんでした)


条件と致しましては、
 ・無料または非常に使用料金が安い
 ・ローカルドライブにファイルを置かない
 ・クラウドがローカルドライブ(フォルダー)のように扱える
 ・転送速度が速い
 ・その他


前のブログにも書きましたが、実は今までも、かなりの数のオンラインストレージを使ってきました。
そして、現在使っている「DropBox」は当時の使用環境&要求事項および料金的に於いて、その時に最善と考えたもので、時期が経てば(周囲のメーカー対応や私のPC環境変化で)必ずしもベストだとは思っていません。
すでに、タブレットという記憶容量の少ない使用環境が増えたことにより、要求事項が変わってきています。

「DropBox」でも、「基本設定」-「アカウント」-「選択型同期」のチェックを外しておけば容量の少ないドライブにも対応することは十分可能ですし、考え方が違う方がいらっしゃることは承知のうえでのレポートとなります。
また、まだ1回しか試していませんので、明日になれば/時間が違えば/曜日などの環境が違えば・・・このレポートのデーターが変わるであろうことをご了承頂いたうえで読み進めていって下さい。


記憶容量の少ないタブレットでは、「ローカルドライブのデーターと同期型」のオンラインストレージでは、「ファイルが見えない」=「ローカルにファイルがない」=「そのファイルにアクセスできない」、ということになってしまいますので、デスクトップPCやノートPCなどの巨大空間の記憶容量のPCで使うオンラインストレージとは前提条件が異なると思っております。

そのような条件下で、「クラウド型」の「オンラインストレージ」と絞って試したのは、
 ・Pogoplug Cloud
 ・Bitcasa
 ・drivee
 ・TeraCLOUD
 ・box
 ・Media Fire
 ・NetFolder
 ・FinalBox
の8つです。それでは、早速レポートといきましょう。


【Pogoplug Cloud】
最初は、500円/月という料金で容量無制限ということでしたので、1か月で500円ならDropBoxの有効期限が来たら乗り換えてもいいかなあ?と思っての、最有力候補と思っての検証でした。
しかしながら、「Pogoplug Cloud」が遅くて使えないと分かったときは、正直なところかなりのショックでした。

Pogoplug



【Bitcasa】
これは、前から登録してあって金額が10倍に跳ね上がったことにより導入却下にしていたオンラインストレージでした。
今日の結果から言いますと、最終検討に入れたいと思っています。
まだ1回だけですので結論は出せませんが、10倍に跳ね上がった料金でも納得がいくできだと思います。
Bitcasa


【drivee】
いよいよ、信頼の「国内」サイトです。
今回試したのは無料版でしたが、これだけの値を出されると有料版を検討に入れてもいいのかもしれません。
ただ、1,500円/月で50GBというのは高過ぎのような気がします。
パーソナルとかで、格安版がでることを期待です。
drivee


【TeraCLOUD】
これも「国内」サイトです。
今回試した中では、上でもなく下でもなく平均的な値でしたが、捨てられないというが結論です。
無料プランで10GBで、この転送速度は他社にないものでした。有料プランで料金を考慮すると・・・???
保険的な意味合いも含めてメインPCに常駐させておきたいと思っています。
TeraCLOUD


【box】
最初は日本の企業かと思ったのですが、アメリカの企業でした。
今回のデーターだけで言いますと、他社に比べて料金的に魅力に欠ける結果となったと思っています。
公式サイトの表記では「大きなファイルを高速転送」とありますので、もう何度か試してみたいと思います。
box


【Media Fire】
ここも有名所ですね、世界的にも指折りのユーザー数とのことです。
英語が得意でない私に取っては、ハードルが高いのも事実で、WebDAVに対応しているかどうかが分からずにスピード検証ができなかったのが非常に残念です。
WebDAVで認識させられれば、ドロップ&ドラッグだけですので今後の課題とさせて下さい。
mediafire


【NetFolder】
アニメチックなサイトの作りからしますと、ちょっと、他のところと同じ土台で検証させるのは可哀想な感じもしたのですが、これまでのデーターが「はやり、日本国内は速い!」という結果でしたので、登録して使ってみました。
特に容量制限がないようで、「足りなくなったら設定から容量を増やせます」という記述が印象的でした。
結果は、ちょっと他社と同じ環境に乗っけたのは可哀想だったのかもしれません。
netdolder


【FinalBox】
これも、「国内メーカー」のオンラインストレージです。
前回のときも、FinalBoxはWebDAVができなくて、今回もかなり頑張ったのですがどうしても接続させることができませんでした。
更に、会社の人がFinalBoxを使っていて、データーをサーバーから消失させられてしまった、という経験があるという話を本人から聞いていて(最終的には「規定がそうなっている」ということでデーター保管期間の月額使用料金を払い戻して終わりという結末)てしまった。
料金的にもデーター保管期間的にも魅力ではありますが、過去の結果から、他のところにバックアップを取っておくのでは何の意味もないという結論に達すると思っています。(ブラウザ経由は正常に稼動します)
Finalbox


以上の結果で、今の私のPCはこんな状態になっています。
○で囲ったところが、オンラインストレージです。
PC


以上の結果をファイル転送状況の結果をご覧ください。
(横軸は時間軸になっていません)

Speed

以上が結果です。
もう2~3日試して、総合的に判断していきたいと思っております。

次ヘつづく